■第6話■オイル塗装とは。
お気に入りの天然木無垢の一枚板を選んだら、仕上げに塗装をします。
お好みや使用用途によっても異なりますが、塗装はやっぱりオイル塗装にして欲しい。
というのが、私たちの本音です。
オイル塗装とは、天然油脂を染み込ませて仕上げていますので、この木目や色合い、温かみのある肌触り。
使い込むほどに風合いがでてきます。木は生きている・・と感じてもらえるでしょう。
オイル塗装仕上げには、水に弱いのが弱点で、傷もつきやすいです。
ただ傷については、自分で補修することができます。
サンドペーパーで軽く研磨し、メンテナンスオイルを塗れば元に戻ります。
水だって、濡れたら乾いた布で拭き取って、乾いたらメンテナンスオイルなど塗ればいいのです。
一見面倒に思えますが、デリケートな子だと思って手をかけてみてください。
天然木無垢の一枚板が喜んでいるのがわかり、さらに愛情が湧くことでしょう。
■第5話■どのような樹種を選べばよいでしょうか。
お客様に、「この床の色に合う天然木無垢の一枚板テーブルはどれですか。」
写真などを見せてくれて聞かれることがよくあります。
ですが、正直天然木無垢の一枚板テーブルを選ぶのに床の色は関係がないと。。
私たちは思っています。
私たちが紹介している天然木無垢の一枚板テーブルの色を表すにも一色ではなく、
同じ色にも濃淡があったり、節があったり杢があったり。。
材木屋さんが廃材として扱うような天然木無垢の一枚板。
私たちは「個性=価値」と考えて、個性的な天然木無垢の一枚板テーブルを提案します。
それに、何年も使っていると天然木無垢の一枚板テーブルの色は変わってきます。。。
ですので天然木無垢の一枚板テーブルは、床や他の家具にコーディネートして合わせようとしても、
もうコーディネート出来ているので、床の色を合わせる必要がないのです。
あなたが出会って感じた天然木無垢の一枚板テーブルを選べば良いのです。
■第4話■くつろげるイスを探してみましょう。
みなさんがイスを選ぶのはどのように選びますか?
色、デザイン、価格などいろいろあると思いますが、決め手になるのは座り心地じゃないでしょうか。
名古屋に住んでいるとたくさんの喫茶店があり、みんな喫茶店が大好きです。
そしてみなさんびっくりするぐらい長い時間喫茶店で過ごしたりしています。
きっと居心地がいいのでしょうね。
居心地が良い理由のひとつにテーブルの高さとイスの高さのバランスが良いというのがあります。
逆に居心地が悪いのはバランスが悪いから、ということがよくあります。
家でも喫茶店で過ごすように、居心地がよい空間を作るにはどうしたら良いか、
まず座り心地の良いイス見つけてみて、イスの高さを基準にそれからテーブルを探すと良いでしょう。
イスの座面の高さは40cm前後、42cmがベストですね。
靴を履いて使う場合は、45cmぐらいが良いと思います。
私たちのお勧めするバランスの良い高さとは、イスの座面の高さから28cm前後の高さです。
イスからテーブルの高さを決めると居心地の良い空間ができます。
イスを探すのに座る場合は、必ず靴を脱いで座り心地を確かめてみてください。
■第3話■ちょうどいいテーブルのサイズとは。
「テーブル」は、食事をするだけではなく家族が集まる場所だと、第一話でもお話しました。
では、具体的にテーブルのサイズはどのように決めればいいのでしょうか。
まずテーブルの上で1人が食事をするスペースを目安で考えてみましょう。
幅60cm×奥行40cm前後が1人分のスペースですね、プラスご家族の人数分となります。
例えば、横に並んでゆったり3人座るなら幅2m×奥行85cm前後をお勧めします。
忘れがちですが大切なのは、イスを引いて腰掛けるスペースが最低でも60cmが必要になります。
毎日立ったり座ったりするテーブルの周りが狭くなると、精神的なストレスを生じる原因にもなりますので、
お部屋の広さはもちろん、動線(人が通る幅)もよく考えて、くつろげるちょうどいいテーブルサイズを選びましょう。
■第2話■一度見たら忘れられない、印象に残る形を探しましょう。
想像してみてください。
友達の家に遊びに行って、床の色を覚えてますか?
ほとんどの人が「茶色」くらいとしか、覚えていないと思います。
でもテーブルの色は?と聞かれれば、なんとなく答えられますよね。
僕たちも長くこの仕事をしていますが、毎日の接客やお客様宅への訪問で確信しています。
それくらいテーブルの色や質感が、その部屋の、住まいの印象を作るのです。
お客様を招いてお茶をするテーブルの質感や色合いは、その「家」の印象にもなり、
それがそこで過ごした「時間」の印象にもなっていくのです。
その印象は、お客様だけではありません。
家族にとっても、テーブルで過ごす「時間」が家族にとっての大切な「想い出」になる場所だと、考えています。
だからこそ、私は一度見たら忘れることができないくらいの特徴のあるテーブルを探すべきだと思います。
私たちが扱う、天然木無垢の「一枚板テーブル」は、どれ一つとして同じものはありません。
大きなフシがあったり、割れていたり、穴があいていたり、自然で育った木々の特徴を、
そのテーブルの個性として活かし、世界にひとつだけのテーブルとして仕上げています。
■第1話■まず、テーブルでいつも何をしているかを考えてみよう。
私たちが考える「テーブル」は単なる道具ではなく、人と人が集まる大切な場所。
ダイニングルームのテーブルといっても、食事のためだけに使っている方はいないでしょう。
家族の食事はもちろん、お友達を招いてお茶の時間もここで楽しく、子供たちの宿題もここで。
休日の朝はゆっくり朝刊を広げてコーヒーを飲む。
家族がそれぞれ別々のことをしていても、いつもなんとなく集まる場所がテーブルなんだと考えます。
テーブルを選ぶ時には、まずテーブルでの家族の過ごし方を考えてみましょう。
家族の一日、一週間のそれぞれの時間に何をしているかをイメージしてみて、
そのために必要なスペース、大きさを、家族みんなで決めていきましょう。
部屋で実際のサイズを検討する時には、新聞紙等を広げてバランスを見てみるのがお勧めです。